「んうッ」
加持につかまりながら、ミサトは舌をうごめかし、加持の舌を舐め上げる。これに応えるように、加持はミサトの動きに合わせて舌をうごめかせる。ぬらりとした、心地よいなめらかな感触が、互いの舌に伝わる。
二人は舌を巧みに動かし、絡ませ、互いの口内を愛撫し合う。
「あっ」
ミサトが寂しそうな声を漏らした。加持が唇を離してしまった。
「最初こそ抵抗するが、始まると途端に積極的になる。昔と変わっていないな」
加持が耳元で囁く。
「俺はそれが、葛城の欠点であり、チャームポイントだと思っている」
ミサトはぴくんと肩を揺らした。
「悪かったわね、たいして成長してなくて」
ミサトは頬を赤らめ、すねたように不機嫌な口調になる。
「何を言ってるんだ。言ったろ? それは葛城のチャームポイントだって」
加持がミサトを真っ直ぐに見つめる。鼓動が速まり、ミサトは切なくなって加持から目線を外す。
「俺は嬉しいんだ。今も変わらず、可愛いらしい葛城でいてくれて」
唇が重なる。ミサトは熱っぽく目を潤ませ、そのまま目を閉じた。そして二人は、口内愛撫に夢中になる。
「んふぅッ」
ぴくんと、ミサトは身体を揺する。加持がうなじを撫でている。触れるか触れないか、しかしくすぐったくは無い、加持の絶妙なタッチ。ミサトは身体の芯が温かくなっていくのが分かった。
舌を舐め合う二人。互いを求め合う行為に、ミサトは身体を火照らせていく。
「ふうッん」
ミサトが甘い声を漏らす。腰から脇にかけてのボディラインを、加持は指先で撫で上げた。敏感な箇所に指を滑らされ、ミサトは身体をくねらせる。
「ここが弱いのも相変わらずだな」
加持の言葉は、ミサトを妙にくやしい、気恥ずかしい気持ちにさせる。
「う、うるさいわね! こんなとこ触られたら、誰だって反応するわよ!」
「反応? ということは、気持ちよかったのかな?」
「んぐぅ……」
口ごもるミサト。図星をつかれてしまい、耳まで真っ赤になる。
「な、なによなによ、もう! あんたの意地の悪さも、相変わらずね!」
加持は薄く笑み、ミサトの胸に指先を走らせる。乳房の周辺を、円を描くように撫で触った。
「ふあッ」
甘い溜息が漏れる。
「ほんとにあんたって、やらしい触り方するわねぇ」
ミサトはジト目になって加持を見つめる。
「そうか? 普通だろう?」
「あんたの性格、もろに出てるわよ。いちいち思わせぶりな態度とって」
ははっと、加持は苦笑いを浮かべる。
「そうは言うけどな、葛城」
ぴくぴくッと、ミサトは身体を揺すって反応する。胸と乳房の境目辺りを、加持は柔らかく撫でている。
「気持ちいいだろう、こういう触り方」
加持はミサトを真っ直ぐに見つめた。ミサトは恥ずかしくなり、加持から目を背けてしまう。
服の上からでも、加持の指の感触がはっきりと伝わる。加持の指が通り過ぎた個所は、じんわりと火照っている。ミサトの表情がほんわりと柔らかくなる。加持はそれを見て、ミサトの耳元で囁く。
「今、じかに触って欲しいと思ったろう」
ミサトの顔が、一気に真っ赤になる。まるで燃え盛っているかのように、顔じゅうがぼわぁっと熱くなる。
「そっ、そっ、そんなこと! おもってなんかいないわよぉ!! ば、ばっかじゃないの!?」
明らかに動揺するミサト。
「恥ずかしい気持ちはわかるが、自分に嘘をつかない方がいい。葛城の顔におもいっきり書いてある、直接さわって欲しいって」
あくまで冷静に、淡々とした口ぶりで話しかける加持。しかしミサトは、そういった大人の態度をとる加持が嫌味に見える。
「そうやって勝手に人の気持ちを解釈して、あんたなんかに私の気持ちがわかるの?!」
「わからないさ、完全には」
加持はきっぱり言い切る。
「だけどな、葛城。相手のことを想って、相手の気持ちになって考えれば、おのずと見えてくるものさ。特に俺と葛城の仲なら、なおさらだ」
(つづく)
加持につかまりながら、ミサトは舌をうごめかし、加持の舌を舐め上げる。これに応えるように、加持はミサトの動きに合わせて舌をうごめかせる。ぬらりとした、心地よいなめらかな感触が、互いの舌に伝わる。
二人は舌を巧みに動かし、絡ませ、互いの口内を愛撫し合う。
「あっ」
ミサトが寂しそうな声を漏らした。加持が唇を離してしまった。
「最初こそ抵抗するが、始まると途端に積極的になる。昔と変わっていないな」
加持が耳元で囁く。
「俺はそれが、葛城の欠点であり、チャームポイントだと思っている」
ミサトはぴくんと肩を揺らした。
「悪かったわね、たいして成長してなくて」
ミサトは頬を赤らめ、すねたように不機嫌な口調になる。
「何を言ってるんだ。言ったろ? それは葛城のチャームポイントだって」
加持がミサトを真っ直ぐに見つめる。鼓動が速まり、ミサトは切なくなって加持から目線を外す。
「俺は嬉しいんだ。今も変わらず、可愛いらしい葛城でいてくれて」
唇が重なる。ミサトは熱っぽく目を潤ませ、そのまま目を閉じた。そして二人は、口内愛撫に夢中になる。
「んふぅッ」
ぴくんと、ミサトは身体を揺する。加持がうなじを撫でている。触れるか触れないか、しかしくすぐったくは無い、加持の絶妙なタッチ。ミサトは身体の芯が温かくなっていくのが分かった。
舌を舐め合う二人。互いを求め合う行為に、ミサトは身体を火照らせていく。
「ふうッん」
ミサトが甘い声を漏らす。腰から脇にかけてのボディラインを、加持は指先で撫で上げた。敏感な箇所に指を滑らされ、ミサトは身体をくねらせる。
「ここが弱いのも相変わらずだな」
加持の言葉は、ミサトを妙にくやしい、気恥ずかしい気持ちにさせる。
「う、うるさいわね! こんなとこ触られたら、誰だって反応するわよ!」
「反応? ということは、気持ちよかったのかな?」
「んぐぅ……」
口ごもるミサト。図星をつかれてしまい、耳まで真っ赤になる。
「な、なによなによ、もう! あんたの意地の悪さも、相変わらずね!」
加持は薄く笑み、ミサトの胸に指先を走らせる。乳房の周辺を、円を描くように撫で触った。
「ふあッ」
甘い溜息が漏れる。
「ほんとにあんたって、やらしい触り方するわねぇ」
ミサトはジト目になって加持を見つめる。
「そうか? 普通だろう?」
「あんたの性格、もろに出てるわよ。いちいち思わせぶりな態度とって」
ははっと、加持は苦笑いを浮かべる。
「そうは言うけどな、葛城」
ぴくぴくッと、ミサトは身体を揺すって反応する。胸と乳房の境目辺りを、加持は柔らかく撫でている。
「気持ちいいだろう、こういう触り方」
加持はミサトを真っ直ぐに見つめた。ミサトは恥ずかしくなり、加持から目を背けてしまう。
服の上からでも、加持の指の感触がはっきりと伝わる。加持の指が通り過ぎた個所は、じんわりと火照っている。ミサトの表情がほんわりと柔らかくなる。加持はそれを見て、ミサトの耳元で囁く。
「今、じかに触って欲しいと思ったろう」
ミサトの顔が、一気に真っ赤になる。まるで燃え盛っているかのように、顔じゅうがぼわぁっと熱くなる。
「そっ、そっ、そんなこと! おもってなんかいないわよぉ!! ば、ばっかじゃないの!?」
明らかに動揺するミサト。
「恥ずかしい気持ちはわかるが、自分に嘘をつかない方がいい。葛城の顔におもいっきり書いてある、直接さわって欲しいって」
あくまで冷静に、淡々とした口ぶりで話しかける加持。しかしミサトは、そういった大人の態度をとる加持が嫌味に見える。
「そうやって勝手に人の気持ちを解釈して、あんたなんかに私の気持ちがわかるの?!」
「わからないさ、完全には」
加持はきっぱり言い切る。
「だけどな、葛城。相手のことを想って、相手の気持ちになって考えれば、おのずと見えてくるものさ。特に俺と葛城の仲なら、なおさらだ」
(つづく)