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浜岡ポン太、マフマフが運営する同人サークル「マフポコ」のサイトです。

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ジャンル:絶望先生
タイトル:千里ちゃんの純情


「先生、抱いて下さい」
「木津さん」
 夕暮れどき、二人は夕日に赤く染められている。教室の中で二人きり、他に誰もいない。
 真剣な顔で先生を見上げる千里、そして先生も、真っ直ぐに千里の目を見つめる。
 千里の後ろには、長い影が伸びている。その影を見た先生は、奇妙な不自然さを覚えた。千里の影に、不自然な影が重なっている。
 先生は千里の目から目線をずらし、彼女の背中に注目した。その背中には、後ろ手に持って隠されている金属バットがある。ベコベコにへこみ、刺し込まれた釘はぐにゃりと曲げられ、ところどころに黒いシミがついている、相当に使い込まれた感のあるバットだ。
「そんなの脅迫じゃないですか!」
「いい加減きっちりと、私を抱いて下さい」
 先生の顔に縦線が入る。細い目をしながら、どんよりと表情を曇らせた。
 そして、カッと目を見開く。
「絶望した! 男がアドバンテージをとれない性交渉に絶望した!」
 千里は真顔で言葉を返す。
「そんなこと言ったって、最近の男性はマグロな人ばかりじゃないですか」
「絶望した! マグロ消費量だけでなく、マグロ男子生息量も世界一な日本に絶望した!」
 絶望するばかりでうだうだしている先生に、千里はイラッときた。無言のまま、問答無用に先生を押し倒す。「な、なにを!」
 仰向けに倒された先生は、驚いた表情を千里に向ける。そんな先生の上に乗ってマウントポジションをとった千里は、影に覆われた顔を先生に向ける。目だけを光らせながら、先生を見下ろす。
「こうなったら、私からいきます」
 そう言って千里は、先生の袴をたくし上げた。
「うくっ」
 先生が小さく悶えた。千里の指が、先生の愚息にそっと触れた。ひどく優しい指使いで、愚息をさする。
「くっ、うう」
 むず痒いような、もどかしい快楽が、先生を襲う。少し触れられたただけで愚息は首をもたげ、天に向かってそそり立つ。
「素敵です、先生」
 千里はうっとりとした目をしながら、唇を愚息に近づけていく。先生は何もできないまま、千里の唇を目で追っていた。
「うあっ」
 千里は愚息の先端に軽くキスをすると、そのまま根元まで愚息を咥え込んだ。愚息にほんのりと温かい、甘く湿った刺激が伝わる。
 先生は目を見開いて、ひどく驚いた顔をした。
「絶望した! 気持ちよくて拒否できない自分に、絶望した!」
「ふふッ、先生、気持ちいいんだ」
 妖艶な笑みを浮かべながら、千里は雌豹の目で先生を見つめた。そして、激しく顔を上下動させる。
「うあっ、そ、そんな、木津さん」
 千里は唾液でたっぷりと愚息を濡らし、舌と頬の肉壁で、滑らかに擦り上げる。口内の肉壁が、柔らかくも凶暴に、愚息にまとわりつく。愚息はビクン、ビクンと、千里の口内で暴れた。
「もうガチガチじゃない。先生、本当は私としたかったんでしょ?」
「そ、そんなことはありません!」
 先生は少しだけ顔を上げて、訴えた。千里は先生の言葉を無視し、口から愚息を離した。
「じゃあ、私の初めて、きっちりと貰ってね」
 千里は先生の股間の上に、またいで立っている。とろけた目で先生を見下ろす。そして先生の目を見つめたまま、千里は愚息めがけ、ゆっくりと腰を下ろしていく。
〝ぽたり〟
 愚息に何かが垂れ落ちてきた。生温かい、とろりとした雫が亀頭に当たった。
 スカートの下は何もつけていない。千里の秘花はしっとりと濡れ、蜜がしたたっている。
「絶望した! 〝初めて貰ってね〟とか言いつつ、自分から私を犯そうとする強行犯的な女子生徒に絶望した!」
「うるさいなぁ、つべこべ言わないで、きっちり私に喰われなさい」
 愚息の先端に、水っぽく柔らかな感触が伝わる。先生は千里の下腹部を覗き込んだ。そこには、まるで口づけを交わしているような、愚息と秘花の姿があった。
 あまりの淫靡な光景に、先生は胸を熱くさせられる。
「くぅん」
 千里は小さな悲鳴を上げた。口づけしていた秘花は、口を開けて愚息を咥え込んでいく。ずるるりと、愚息はは千里に喰われる。
 遂にひとつとなった二人。秘花からは、いく本かの赤いスジが描かれている。千里は先生に貫かれた。
「絶望した! この瞬間に処女だけでなく、童貞までも失われたという事実に絶望した! そんなどうにも恥ずかしい自分に絶望した!」
 千里は熱い吐息をこぼしながら、目を丸くして聞く。
「先生、はじめてだったの?」
「そうですよ! 悪いですか!」
 先生は半ギレになって、千里を睨みつける。
「嬉しい」
 千里は柔らかくほほ笑む。本当には嬉しそうに、優しく笑った。それを見た先生は頬を赤らめ、複雑な表情を浮かべる。
「ぜ、絶望した! どう考えてもヤンデレな女生徒にときめいて、胸をキュンとさせた自分に絶望した!」
 千里はニャマリと笑んだ。
「さっきから自分に絶望しっぱなしね、先生」
 そう言って、千里は腰を動かし始める。愚息が千里の中で擦り上げられる。千里の肉壁は熱く、ねっとりと愚息にまとわりつき、滑らかな快楽を与え続ける。
「うッ! うああぁぁああッ!!」
 一瞬にして果ててしまう先生。初めて感じる女体の快楽に、愚息はたまらず精を噴いてしまう。しこたま千里の中で射精をする。
 千里の奥の奥にある子宮に、どぷどぷと精がかけられる。
「絶望した! はじめてのセックスで数秒しかもたないという、笑ってしまうほどの早漏ぶりに絶望した!」
 先生は肘をついて身体を起こしながら、虚空を見つめて言い放つ。
「それ以前に、避妊もしないで膣内に射精してしまうという、ある意味男らしい自分に絶望した!」
 千里は絶望している先生を見つめながら、ゆっくりと腰を上げる。ずるるんと愚息が秘花から抜かれる。
 立ち上がる格好となった千里は、秘花から白い精を、とろりとこぼれさせる。そしてアソコから溢れ出てきた精を、指ですくった。千里は指先で精を弄びながら、言った。
「実は私、おととい生理が終わったの」
「な! そ、それは、まさか」
「そう、今日は超危険日なのよ」
「ぜ、絶望したぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 それから10ヶ月後、二人の間に第一子が誕生した。命名「糸色――」

(おわり)

※同人誌「絶望娘Vol.1」に収録されている漫画とは、多少の差異がある場合があります。