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※「艦これ・闇(激戦!深海の亡霊、闇艦娘との闘い)(一般向け)」公開中です。
 詳細はHP「艦これ、こちら鎮守府第一基地前駐在所」にて



【艦これ】艦隊これくしょん・闇 響・黒編
第2章:闇艦娘、響
第04話


「あ、あ、あ、提督ぅ……愛してるよ、提督」

「愛してるぜ、響・黒」

 愛をささやかれ続けた響・黒はずっと止めどなく愛油を溢れさせていたため、お尻の下に大きな愛油の水溜りができている。
 セ●クスの勢いが激しくなっていくにつれ、秘肉門はぎゅちゅぎちゅと淫猥な水音をたて、びっちゃッびちゅるッと響・黒の下にある水溜りが淫靡な水音をたてる。

「愛してるぜ、響・黒」

「愛してるよ、提督」

 いやらしい愛油の水溜りの上で性器をぶつけ合うふたりは、びちゃんぐちゃんと愛油を跳ね飛ばし、身体中を愛油まみれにしていく。
 跳ね上がる愛油はふたりを濡らしていき、ふたりにいやらしすぎるシャワーを浴びせていく。
 愛油に濡らさたふたりは舌を絡め合いながら、愛の言葉を連呼する。

「愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒。愛してるぜ、響・黒」

「愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督。愛してるよ、提督」

 いつの間にか提督の腰は激しく動き、いままでの低速ピストンがウソのような高速ピストンにシフトしていた。
 響・黒は膣肉を肉主砲に激しく擦られ、最奥にある子宮口をずんずん、ずどぉんと叩かれまくる。
 女性器と膣と子宮から強制的に生み出されていく快楽は、響・黒を容赦なく冒し、侵し、犯していく。

「愛してるよ、提督ぅ! 愛してるよぉ、提督! 愛してるよぅ、提督ッ! あ、愛してるよぉ、提督ぅ! 愛してるよぉぅ、提督ぅッ! 愛してるよぅぃ、提督ゅ! 愛してるよぁぃ、提督ぃぅ! 愛してるよぅぇ、提督ぃゅ! 愛してるよゅゅゅ、提督ぃぇぃ! 愛してるよぉぅゅ、提督ゅゅゅ! 愛してるよぉぉぉぉぉゅゅゅ、提督ぅぅぅぅぅゅゅゅ!」

 感じすぎるほど感じている響・黒は、だんだんと口調が怪しくなっていく。
 快楽に言語中枢が麻痺させられていく響・黒は、必死になって提督にしがみついている。
 思いきり抱きついていないと、快楽という激しい海流に呑まれて、そのまま深海という奈落へと沈んでしまいそうになる。

「愛してるぜ、響・黒ぉぉぉ……愛してるぜぇぇぇぇえええぇぇぇえええぇぇぇッッッ、響・黒ぉぉぉおおおぉぉぉッッッ!!!」

 尾を引くような叫び声で愛を叩きつける提督は、加速度的に腰の動きを速めていく。
 ぐっちゅんッ、ばっちゅんッ、びっちゅるッ、と秘肉門から水音と肉打音が響き渡る。
 びきびきに怒張した肉主砲で響・黒の最深部を貫き叩きながら、限界を超える動きで腰を振り抜き続ける提督。

「提督、愛してゆぅ! 愛してるよぉぉぉぉぅぅぅゆゆゅうッッッ!!!」

「愛してるぜぇぇぇぇぇッ! 響・黒ぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉッッッ!!!」

 ふたりは愛を叫びあいながら、絶頂を迎えた。
 目の前がバチバチとフラッシュして目を眩ませながらも、ふたりは愛おしそうに互いを見つめている。
 響・黒はぶしゃあああッと激しい水噴音を響かせながら、大量の愛油を噴き漏らしている。
 提督の肉主砲はびゅりゅりゅるるるぅッと半固形のねっとりとした男濁汁を響・黒の中で暴発し、子宮口を標的にして男濁弾による一斉射撃を行っている。

「愛してるぜぇ! 響・黒ぉッッッ! 愛してるぜぇぇぇぇえええぇぇぇえええぇぇぇッッッ!!!」

 子宮口に向かって斉射している提督は、愛を叫びながら腰を振り出した。
 いまだ男濁汁が発射されている状態であるにもかかわらず、提督はずんずんと、ぞぶぞぶと、激しく腰を振っている。
 響・黒はセ●クスによる絶頂という、これ以上ないほどに強烈な快楽に襲われている。
 そのさなかに激しくセ●クスをされてしまい、快楽に快楽を上乗せされてしまう。
 響・黒はあまりも非情すぎる快楽に襲われてしまい、瞬間的に涙をびゅぅッと吹き出しながら、恐怖に満ちた目で提督を見つめる。

「て、提督ぅッ! そ、それはダメぇ! ひあああぁぁぁぅぅゅぅゅゅゅッ! そんなのダメぇ! イッたの! イッたよぉ! もうイッたよぉ! ひゃあぅぅうううゅゆゆぁぁぅぅんッ! ダメだよぉ! 連続でなんて無理だよぉ! こ、壊れちゃうよぉ! 壊れちゃうのぉ!」

 絶頂の快楽を感じつつも、また絶頂に向かって高まっていく快楽を感じている響・黒。
 まだイッてる途中なのに、またイきそうになっている。
 絶頂に達しても終わらないセ●クス。
 それはまるで、名峰の登頂に成功したのに、頂上にまで登りきったのに、更に空に向かって登り始めたような、天という幻の頂上を目指して登山をするような、考えられない、ありあえない状態に陥っている。

「愛してるぜ、響・黒」

 響・黒の耳に、ひどく優しい愛の言葉が届いた。
 じゅっちゃんッ、びっちゅるんッと、卑猥で豪快な水音を響かせながら、ずどぉんッ、ぞぶぶぅッと歪んだ打肉音を響かせて秘肉門を肉主砲で貫き続けている提督。
 そんな激しすぎる悪魔的なセ●クスをしているというのに、考えられないほどに優しくて静かで柔らかい声で愛をささやいた提督。

「て、提督ぅ……」

 提督の愛が痛いほどに伝わってくる。
 響・黒は泣きだすほどにきつい快楽地獄の真っ只中にいる。
 響・黒はセカンドバージンをロスト中、つまりは人生2回目のセックス。
 そんな初々しいセ●クスとは思えないほどに、凶悪で強烈で容赦のない非情すぎる性交で犯されている響・黒。
 にもかかわらず、提督の声を聞いた響・黒は、まるで天国のお花畑の真ん中でお空を見つめながら大の字になって寝ころんでいるような、とても心地よい気持ちに包まれた。

「私も……私もだよ、提督ぅ。愛してるよ、提督ぅ。大好きだよ、提督ぅ。本当に愛してるよ、提督ぅ」

 提督への気持ちが溢れに溢れて愛の言葉が止まらない響・黒は、嬉しすぎる極上の快楽に包まれていた。
 この上ないほどの心地よさ、そして安らぎ。
 まるで天使に抱かれているようである。
 そんな気がして、響・黒は思わず提督の背中を探った。
 もしかすると羽根が生えているかもしてない、そう思って提督の背中をさする響・黒。

「響・黒よぉ。俺は天使でも悪魔でもねぇ。ただの人間様だ。背中には何も無ねぇよ」

 確かに何も生えていない。
 しかし響・黒は思った。
 触れないだけで本当は生えているに違いない。
 漆黒に染まった雄々しくて美しい翼が、何枚も重なって生えているに違いない。
 それは悪魔のこうもり羽根でもなければ、天使の真っ白な翼でもない。
 闇の洗礼を受けた者が授かる、闇の翼。
 きっと私にも生えている。
 そして他のみんなにも、闇艦娘たちの背中にもきっと生えている。

「提督ぅ……提督はただの人間じゃないよ。闇の洗礼を受けた闇人間だよ。私や他のみんなもそう、ただの艦娘じゃない。闇の洗礼を受けた闇艦娘だよ。だからきっと生えてるよ、闇の翼が」

「闇の翼だぁ? 確かに生えてんのかもしれねぇな、俺らの背中にはよぉ。戒めの意味も込めてなぁ」

 見ることも触ることもできないが、きっと生えている闇の翼。
 響・黒はぎゅうと提督を抱き締めた。
 提督は深く響・黒を抱き締めながら、響・黒の最奥、子宮口をずんずんと叩きつけている。

「愛してるよ、提督」

「俺もだ。愛してるぜ、響・黒」

 気が狂いそうなほどに激しいセ●クスをしているとは思えないほどに、ふたりは穏やかな顔で互いを見つめ合っている。
 そして互いに愛の言葉を交わしながら、ふたりはいっしょに絶頂に達した。
 2回目の射精とは思えないほどの大量の男濁汁が、響・黒の子宮口に向かって発射された。
 子宮口が焼かれているのかと錯覚してしまうほどに熱い男濁汁が子宮口を襲い、その奥の子宮に男濁汁が流れ込んでいく。
 まるでマグマを腹の中に放出されたかのような、響・黒の子宮は熱すぎる男濁汁に満たされてしまう。
 響・黒は提督をきつく抱き締めながら大きく背を反らせて、びくんびくくんッと全身を震わせながら痙攣している。

「ひぃぃううぅぅゅぅッ! す、すごいぃぃぅッ! 熱いよぉッ! い、イッちゃったよぉッ! お腹が熱いぃぅッ! イキながらまたイッちゃったよぉッ! うゅゆゆぅぅううあぁぁあああぅんッ! 提督の連続弾着観測射撃で私の中の機関部は大火事だよぉッ! 破滅的に破壊されちゃったよぉッ! ひゃああぁぁああぁぅぅゅッ! や、や、う、ウソ?! ま、まだ射てるぅッ! 提督の主砲が私の中でびくんびくん暴れながら、まだ弾着観測射撃してるよぉッ! 電探で狙いを定めて、大口径主砲で砲撃してるよぉッ! あ、あ、あッ! 爆撃機が私の中で大爆撃してるぅぅぅッ! ひああぁぁぁゅゅゆああうんッ! た、助けて! 助けてよぉ、提督ぅゅぅッ!」

 絶頂を迎える寸前までは穏やかな表情を浮かべていた響・黒であったが、提督の連続膣内弾着観測射撃をまともに受けてしまったせいで、気が狂いそうなほどに激しく強大で凶悪な快楽に襲われてしまった。
 そうなると穏やかな顔などしていられない。
 響・黒は淫猥に崩れた表情を浮かべながら、淫靡に狂った声を上げ続けながら、渾身の力を込めて提督を抱き締める。

「ぐぅぅわぁぅッ、い、いいぜぇ、響・黒よぉ。思いっきり俺を抱き締めろや。ぎぎぎぃぃぅッ、俺を殺す気で俺を締め上げろぉッ!」

 提督の身体からバキボキッ、ビキキバキィッ、という骨折音が聞こえる。
 絶頂に達したことで力のコントロールを失った響・黒は、常人であれば圧死してしまうほどの力で提督を締め上げている。
 それでも提督は響・黒から逃げようもせず、むしろ自ら響・黒をきつく抱き締めている。
 そして提督は身体を震わせながら、最後の一滴まで絞り出す勢いで響・黒の子宮口に向かって射精射撃を続ける。
 全身に力を込め、顔を真っ赤にしながら、提督は肉主砲を激しく脈動させている。

「提督ぅッ! 提督ぅぅゅッ! まだ射てるぅッ! まだ射るのぉ?! ひぃあああゅぁぁぅゅんッ! 私の中が提督のでいっぱいだよぉッ! 提督がいっぱいだよぉッ! ひゃぅぅゅううぁぁゅッ! 提督だらけだよぉ! 提督でぱんぱんだよぉッ! うゅぅぅああぅんゅッ! 提督に抱かれて、提督と繋がって、提督に貫かれて、提督とひとつになって、提督に射してもらって、私の中が提督で飽和状態だよぉッ!」

 響・黒は子宮内と膣内に満ちている男濁汁に脳を溶かされてしまい、これ以上にないほどの心地よさに包まれている。
 歯を食い縛って快楽に耐えながらも、どこか癒された表情を浮かべている響・黒は、うっとりとした顔をしながら膣内で暴れている肉主砲をきゅんきゅんと秘肉門で締め上げている。
 肉主砲は弾切れを起こしたのか、遂に一滴すらも男濁汁が出なくなった。
 しかしそれでもびくんッ、びくくくんッと響・黒の中で肉主砲は暴れ続けている。
 それはまるで、弾切れを起こして発射不可であるにもかかわらず、ガチンッ、ガチッ、と撃鉄音だけを響かせている悲しい大口径銃のようである。

「ぐぅぅッ、ちきしょうが……い、意識が……飛びそうだ……くそがよぉ、ここまでかぁ……」

 響・黒を抱き締めていた提督の力が緩み、提督は響・黒に身を預けるように脱力した。
 響・黒はもたれかかってくる提督を優しく抱きとめ、提督の頭をいい子いい子とさすってやる。
 ふたりは性器で繋がったまま、絶頂の余韻に包まれている。
 そして柔らかく抱き合いながら、互いの身の感触を堪能する。
 いままで激しく動いていたのがウソみたいに、ふたりは静かに抱き合いながら荒くなった息を整える。

「響・黒よぉ……」

 息も絶え絶えな提督は、響・黒に頭を撫でられながら消え入りそうな声で言う。

「チュウ……させろや……」

 響・黒はクスッと笑み、提督の耳元でささやく。

「キス、したいの? 私と、したい?」

「……ああ、してぇ……やらしいやつじゃなくてよぉ、激しいのでもなくてよぉ……とにかく、お前とキスがしてぇ……悪りぃか?」

「ううん、悪くないよ? だって、私もしたいもん。提督とキス」

 ふたりは見つめ合いながら、静かに唇を重ねた。
 響・黒は優しく提督の頭を撫でながら、ゆっくりと舌を提督の中へと潜り込ませる。
 提督は響・黒の頬を優しくさすりながら、舌を静かに響・黒の中へと挿れ込んでいく。
 ゆっくりとした動きで互いの感触を味わいつくすような、静かだが深い、気持ちがこもった口づけ。

「んんぅッ、提督ぅ、んむぅゅ」

 優しく抱き合っているふたりは、いまも性器で繋がったままである。
 ピストンこそしていないが、響・黒は膣壁をうごめかせて肉主砲を揉み咥えている。
 提督はびくんッ、ぐぐぅッと肉主砲を揺り動かし、響・黒の膣内を押し揉んでいる。
 これはもう、立派にセ●クスであった。
 動きこそほとんどないが、ふたりはセ●クスをしている。
 口づけを交わしながら、頭を頬を撫で合いながら、深い挿入だけのセ●クスをしている。

「提督ぅ、提督ぅ……好きぃ……大好きだよぉ……」

 まるでうなされているかのように提督の名を呼び続ける響・黒。
 そして黙ってはいるが、響・黒への熱い想いが身の内で渦巻いている提督。
 ふたりは性器を動かすことこそしないが、互いにいだいている熱い想いがふたりを高みへと押し上げていく。
 夢中になって静かなキスをしながら抱き合うふたり。
 そして動かないふたりの性器。
 しかしそれでも、ふたりは確実に高まっていた。

「提督ぅ、好きぃ……大好きだよぉ……提督が好きぃ……大好きなんだよぉ……提督が好きなのぉ……提督が大好きなのぉ……」

 消え入りそうな響・黒の声は、これ以上ないほどに熱い気持ちがこもった濃厚な愛の言葉である。
 そんな言葉を受け続けている提督は言葉こそ発しないが、熱い気持ちのこもった目で響・黒を見つめている。
 ふたりは高まっていく。
 どんどんと高まっていく。
 全く動いていないのに、ふたりの性器は高まっていく。

「愛してるぜ、響・黒」

「愛してるよ、提督」

 ふたりは互いに口を吸い合いながら、愛の言葉をささやき合った。
 その刹那、響・黒の秘肉門がびくびくくんッと揺れ閉まって、緩やかに提督の肉主砲を締め上げた。
 そして提督はびゅくりゅッ、びゅるるぅッと、緩い勢いで響・黒の中に射精した。
 3度目の絶頂。
 1度目、そして2度目に比べれば動きの全くない、静かすぎるセ●クスであった。
 しかしこの3度目のセ●クスは、響・黒がいままでしたセ●クスの中で一番に気持ちがよかった。
 これほどまでに相手の気持ちが伝わってくるセ●クスは他にないだろう。
 動きが無いからこそ、ごまかしがきかない。
 純粋に好きだという相手を想う気持ち、その気持ちだけで高まっていく無動作セ●クスは、本当に愛し合うふたりでないと絶頂にまで達することはできない。
 この無動作セ●クスを果たしたことで、響・黒は確信した。
 提督は本当に私のことを愛している。
 そして私も本気で提督を愛している。
 提督と私は本気で愛し合っている。
 例え提督が他の闇艦娘と愛し合っていても、例え提督が他の闇艦娘を本気で愛していたとしても、提督と響・黒が愛し合っているという事実は絶対に揺るがない。
 絶対に消えることはない、提督と響・黒が本気で愛し合っているという事実。
 この事実さえあれば、何があっても提督を信じられる。
 何が起きようとも、提督を信頼し尽くせる。

「ねぇねぇ、提督ぅ」

 響・黒は唇を離し、甘えた声で提督を呼ぶ。

「どうしたよ、響・黒」

「んふふッ、あのね、提督ぅ」

 響・黒は妖艶な目で提督を見つめながら、膣肉を緩やかにうごめかせて肉主砲をむにゅむにゅと揉み上げた。

「んぉぅぅッ」

 提督は思わぬ気持ちよさに肉主砲をびくんッと揺り動かし、情けない声を上げてしまう。
 そんな情けない提督を見て、響・黒は嬉しそうに笑いかける。

「私ね、提督のこと、もう微塵も疑わないよ。何があっても、どんなことが起きても、提督のこと信じてるよ」

「そうか、そいつぁよかった。俺もお前のことを信じてるからな」

 提督は響・黒の頭をいい子いい子してやる。
 響・黒はなついた子猫のように、提督の胸に埋まっている。

「あとね、提督」

 響・黒はいい子いい子されながら、上目づかいになって提督を見つめる。

「気持ちよかったよ」

 そして響・黒は提督の背中に手をまわし、提督に身を預けるように抱き締めた。
 提督のぬくもりが心地よい。
 提督の感触が心地よい。
 提督の匂いが心地よい。
 響・黒は提督を抱き締めながら、この上ない心地よさに酔いしれる。

「?? ……これって」

 響・黒は確認するように提督の背中をさする。
 先ほどはエッチの最中だったので気がつかなかったが、いま改めて提督の背中をさすってみて、はじめて気がついた。
 提督は背中に何もないと言っていたが、提督の背中には明らかな違和感がある。
 これは傷である。
 提督の背中には無数の傷がついている。
 その傷ひとつひとつがかなり深い傷である。
 痛々しい傷跡は、もこっと膨らみ盛り上がっている。

「これ、傷だよね? すごいたくさんあるよ?」

「ああ? 背中の傷のことかぁ? これはなぁ、闇艦娘どもにつけられたんだわ。あいつら気持ちよくさせすぎるとよぉ、爪たてて引っ掻きやがんだよ。おかげでこのざまだ」

 人並みはずれたの力を持つ艦娘は、常日頃は力を調節して生活している。
 しかし我を忘れるほどの興奮状態に陥ってしまうと、力のコントロールを失ってしまい、常人離れした力を発揮してしまう。
 例えば絶頂時や、限界を超えた快楽を与え続けた場合などである。
 そのため、艦娘にとってはただ引っ掻いているつもりでも、相手の肉を削いでしまうほどの大怪我を負わせてしまう。

「俺の身体は闇艦娘どものせいでぼろぼろなんだわ。生傷なんて毎日数えきれねぇほどつけられるし、打撲や脱臼、下手すりゃ骨折、怪我すんのは俺の日課みたいなもんだぜ。ってくよぉ、普通の人間なら絶対ぇに死んじまうぜ」

 絶頂時ともなれば、全身に思いきり力を込めてふんばるので、その状態で提督を抱き締めたらそうなるだろう。
 エッチの最中に盛り上がりすぎてリミッターが外れてしまうのは、ある意味仕方のない、無理もない話である。
 しかしリミッターが外れてコントロールを失った艦娘は、人間にとっては脅威の存在、地球上で最強の猛獣を相手にしているようなものである。

「命がけで私達とエッチしてるんだね、提督は」

「おおよ、文字通り命がけだぁ。少しでも気を抜いたらよぉ、手足くれぇ簡単にもぎ取っちまうような奴らを相手にしてんだからなぁ」

 提督は肉主砲をググッと押し込み、砲口で響・黒の子宮口をぐにゅぐにゅと押し揉んだ。

「ひぃぅッ、それ気持ちいいよぉ」

 提督はにたりと笑いながらケッと言い放ち、子宮口を揉み上げながら話を続ける。

「しかもよぉ、24時間休み無しのぶっ続けで闇艦娘どもを抱き続けんだぜぇ? こんな命がけでサバイバルでデンジャラスでエターナルな性交してんのは、この世で俺くれぇなもんだろうぜぇ」

 闇艦娘を満足するまで抱き続けるという行為は、もはやミッションインポッシッブル、奇跡オブ奇跡な営みである。
 そんな奇跡の営みを遂行し続け、そして達成してこれたのは、闇の洗礼を受けた提督だからこそ可能であったといえる。
 いや、いくら闇の洗礼を受けたからといっても、所詮は人間VS艦娘である。
 闇の洗礼を受けた者なら誰でもよいというわけではない。
 提督だからこそ成しえる、提督だからこそ可能な、提督にしかできないミッションなのであろう。
 それほどまでに提督は特殊で、優秀で、特別な、選ばれた存在なのだといえる。
 闇艦娘を満足させられるオスは、この世で提督だたひとりなのかもしれない。

「お前よぉ、他人事のように話してるがよぉ、お前だって例外じゃねぇんだぞぉ?」

 提督はヌポンッとおもむろに肉主砲を引き抜いた。
 いままでずっと膣内と子宮口を刺激し続けていた肉主砲が抜かれてしまい、響・黒はひどく寂しい気持ちになった。
 そんな寂し泣きしそうな響・黒を尻目に、提督は響・黒に背中を向けた。

「ッ! こ、これって……」

 提督の背中には深々とえぐられた、新しい傷が無数についていた。
 傷からはたらりと血が滲み垂れている。
 あまりにも痛々しい光景に、響・黒は胸を締めつけられる。

「そうだ、この傷はお前がつけたもんだ。お前がイクたんびに、お前は俺の背中をえぐってたんだぜぇ。どうだ? 俺のことを傷つけてたなんて、これっぽちも気づいてなかっただろう? 無意識のうちにやっちまうだろ?」

 響・黒は言葉を失ってしまう。

「これはお前ら闇艦娘を抱く者の宿命だなぁ。お前らを抱くたんびに俺は傷つけられてよぉ、その傷の上にまた傷を刻まれてよぉ、例え傷が治ってなくてもよぉ、お前らは容赦なくその上に新しい傷を刻んでいくんだぜぇ? 例え骨が折れててもよぉ、更にぼっきりと骨を折っちまうんだぜ? 俺はなぁ、お前らを抱き続けるかぎり、永遠にお前らに傷つけられんだ」

 響・黒はかたかたと震えながら、茫然と提督の背中を見つめている。

「だがなぁ、俺はこの傷が気にいってんだ。この傷は勲章だ。俺は誇らしいぜ。お前らを抱いた証が俺自身に刻まれてよぉ。こいつはまさに、お前らを愛した証拠、お前らとの愛の記録だろぉ? だからよぉ、俺の全身が傷でいっぱいになるまで、俺はお前らを抱きてぇ。いや、傷でいっぱいになっちまってもお前らを抱きてぇし、愛してぇ。このままお前らに壊され続けてよぉ、もし細胞ひとつになっちまってもよぉ、俺はお前らを抱くぜ、お前らを愛するぜぇ」

 響・黒はスンッ、スンッと水っぽい鼻音をならす。
 背後から響・黒が泣いている音が聞こえて、提督は振り返らずに声をかける。

「泣いてんのかよ、お前……まぁ、気にすんな。さっきも言ったがよぉ、俺はお前らに傷つけられんがむしろ嬉しいんだぜ」

「うん、泣いてるよ……だって、提督……痛いよね……身体だけじゃなくて……心も、痛いよね? すっごく痛いよね……提督は私が知らないものをたくさんたくさん背負っているんだね……私だけじゃなく、闇艦娘全員分の……提督は背負って生きてる……」

 響・黒は提督の背中に身を寄せ、頬を背中にあてる。
 提督はチッと舌打ちをした。
 どうやら図星だったようだ。

「んぉッ、お前……」

 響・黒は血が垂れている生傷にキスをし、ぺろッと舐め拭った。
 無数に刻まれた生傷、響・黒が刻んでしまった愛の記録、その傷ひとつひとつを、響・黒は愛おしそうに優しく舐め上げていく。

「やめろよ、血で汚れちまうぞ」

「やめないよ。だって私はしたくてしているんだもん。提督の傷を舐めたいの。提督の血を舐めたいの。提督に刻んじゃった傷、愛の記録をちゃんと見たいの。触りたいの。舐めたいの。いいでしょ、提督」

「チッ、勝手にしろ」

「うん、勝手にする」

 響・黒は涙で提督の背中を濡らしながら、優しく、いたわるように、大事そうに傷を舐めていく。
 自分が刻んでしまった傷の下には、他の闇艦娘との愛の記録が刻まれている。
 響・黒は他の闇艦娘が刻んだ傷もいっしょに舐め上げていく。
 提督に刻まれた全ての愛の記録を、響・黒は舐め上げていく。

「もういいだろぉ? いい加減やめろや」

「イヤだよ。まだ止めないよ。もっともっと舐めてたいよ。だって提督の背中、たくさんの愛でいっぱいなんだもん。このたくさんの傷にはみんなの愛が詰まってて、そのひとつひとつに提督の愛も詰まってる。だから舐めるの。たくさんの愛を感じていたいから。こうやって舐めてるとね、感じるの。みんなの愛、提督の愛を。それに……私の愛を」

「……しょうがねぇ奴だな。なら好きにしろ。好きなだけ舐めてろや」

「うん、ありがとう提督」

 響・黒はちろちろと舌先で丁寧に傷ひとつひとつを舐めていく。
 出血していた生傷は止血し、提督の背中は響・黒の涙とよだれで全面が濡らされている。

「ねぇ、提督」

 ぴちゅぴちゅと可愛らしい水音をたてながら提督の傷を舐めている響・黒は、チュッと背中にキスをして身を離した。

「なんだよ、響・黒よぉ。もういいのか?」

「うん、もう満足した……あのね、提督。私ね」

 響・黒は提督の背中に抱きつき、背後から提督の下腹部に手を伸ばす。
 そしてきゅんッと肉主砲を握った。
 肉主砲はぴくくんッと揺り動く。


(遂行中)

目次はコチラ



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