「キスしてください」
「は?」
放課後、日塔奈美に呼び出された先生は、突然の申し出に唖然とする。教室にふたりきり、お互いに見つめ合う。
「先生――」
「日塔さん――」
顔を寄せ合いながら、そっと唇を重ねる。落ちかけた夕日に照らされ、影が長く延びる。教室の壁に映し出された影も、唇を重ね合わせている。しばらくすると、ふっと奈美は唇を離した。
(つづく)
「は?」
放課後、日塔奈美に呼び出された先生は、突然の申し出に唖然とする。教室にふたりきり、お互いに見つめ合う。
「先生――」
「日塔さん――」
顔を寄せ合いながら、そっと唇を重ねる。落ちかけた夕日に照らされ、影が長く延びる。教室の壁に映し出された影も、唇を重ね合わせている。しばらくすると、ふっと奈美は唇を離した。
(つづく)